GengoのAPIを使い、観光事業者様の 翻訳ニーズに応えるサービスを開発

2020 年の東京オリンピック・パラリンピックや観光立国の政策のもと、訪日外国人旅行者は年々増加しています。しかし旅行業界にとって「言語の壁」は大きな課題であり株式会社ジェイティービー(以下、JTB)の様な日本を 代表する総合旅行サービス企業でも、「言語の壁」に対するソリューションを探していました。

今回は、2014年12月に公開された、観光事業者様向けにGengoの翻訳を提供する新しいWebサービス「gengo × JTB」のシステムを企画・運営されている株式会社JTBビジネスイノベーターズの事業開発部の竹之内崇弘 様にお話をお伺いしました。

「gengo×JTB」が提供されるまで約8ヵ月の速さ

— Gengoを何で知りましたか?

2014年4月にある宿泊施設様で利用されているということを耳にしました。その後すぐにGengoについて調べ、直接話を聞くために翌週には訪問させていただきました。それからは、社内で企画を立て稟議を通しシステムの仕様を検討し開発しました。2014年の12月にはサービスを開始しましたので約8ヵ月でサービスが提供されています。これまでの事業開発の中では、過去最高のスピードで実現したと言っても過言ではありません。

APIを利用してJTBのビジネスに合わせた独自の 拡張を実施

—「gengo×JTB」のシステムを構築に当たり、GengoのAPIを利用した理由は何ですか?

今回は「jtbgengo.com」というドメインでサービスを作りましたが、Gengoのサービスの仕組み全体がシンプルに出来ていて分かりやすかったのが大きな理由です。観光事業者様に合わせて翻訳料金の支払いもクレジットカードなどで都度お支払いをお願いするのではなくて、月1回の精算処理で終わることができるようになっています。JTBとこれまでお取引がなかったレストランや洋菓子店でもご利用いただいており、その場合も請求書をお送りして振り込んでいただく流れになっています。これも日本の商習慣に合わせたJTBならでは の工夫だと思っていただければと思います。

—「gengo × JTB」をデザインする上で考慮した点は何ですか?

Webサービスに抵抗がある方でも直感的にお使いいただけるように、なるべくシンプルなデザインにしました。また、Gengoでは簡単に、翻訳言語の選択、料金確認、翻訳の進行状況の確認、トランスレーターとやり取りができますので、お問い合わせが非常に少なくリソースがかからないシステムになっています。

驚いたのは翻訳のスピード、それにトランスレーター の意識の高さ

— Gengo の良いと思うところはどこですか?

Gengoから翻訳を注文すると、早ければその日のうちに翻訳が完 成します。なによりも翻訳のスピードが速いところが良いと思います。また、地方のお客様は翻訳を頼みたくても選択肢が限られてしまうので、Web上で完結できるところも良いと思います。

トランスレーターの方の意識の高さにも驚かされています。例えば日本人にも馴染のある英語が「和製英語」でそのままだと通用しないことをご指摘いただいたり、文章を理解しようと突っ込んだご質問 をしていただき、内容を理解しようとする気持ちが感じられます。これは機械翻訳や従来の翻訳会社ではなかなかできないことだと思っています。

— 何を翻訳されていますか?

実際には、短文から長文まで様々な内容の文章を翻訳しています。例えば、ある宿泊施設様は、レストランのバイキングメニューの翻訳において、お料理の説明だけではなくアレルギー物質についての表記も翻訳しています。訪日外国人旅行者が増えたことにより、宗教上、お召し上がりになれない食べ物がある方もいらっしゃいますので、お料理の材料をきちんと明記するニーズが増えてきています。 このような細かな翻訳をすることで、お客様の満足度を上げられる のではと思います。 既にサービス開始から400 社以上もの宿泊施設様にご利用いただいている「gengo × JTB」の翻訳サービスは、2015年度までには1000社を目標にサービスの利用が拡大しています。身近なホテルや旅館で見かけた施設案内やお料理の説明、それも「gengo × JTB」の成果かもしれません。

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