イベントの告知からFAQまで様々なコンテンツをスピーディに翻訳

エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ株式会社は2013年4月に、誰でも簡単にチケットの購入、予約、販売、またはイベントの告知ができるイベント管理サービス「LivePocket」をローンチしました。

日本のお客様のみならず、外国人のジャパニーズカルチャーファンのニーズにも応えるために、アイドル、アニメ、声優などのイベント情報を多言語化しています。エイベックス・ライヴ・クリエイティヴでは、より多くのお客様にLivePocketの魅力を発信すべく、Gengoの翻訳サービスを利用しています。今回は、LivePocketのプロデューサーであるコンテンツ事業本部所属の藤本智俊様にお話を伺いました。

Gengoと機械翻訳を用途に合わせて利用

—何を翻訳されていますか?

LivePocketでは、ULTRA JAPANのような大きな会場でのライブだけではなく、ファンイベントの様な小さい会場で行われるイベントのチケット販売もしています。日本のお客様だけではなく、急増している海外からのお客様に対してもライブイベントの告知やチケット販売を行うニーズが高まっており、LivePocketのサイトを日本語から英語へ翻訳しています。

—どの様にGengoを利用し翻訳されていますか?

サイト翻訳といっても内容が大きく2つに別れています。1つ目は、ライブの告知のページです。日本語で書いた告知ベージをなるべく速く翻訳するために、機械翻訳を使っています。ですが、機械翻訳を使うときちんと意味が伝わらない部分がありますので、それを補完するためにGengoを利用しています。例えば、告知ページを作成した後、即座に海外のお客様にリーチできるように、イベントタイトル、日時、場所、紹介文などの翻訳には機械翻訳のサービスを利用していますが、購入ボタンや注意書き、利用規約などの固定文言は正しく伝える必要があるのでGengoを利用してます。

2つ目は、お客様からの質問への回答や、速さよりも正確性を必要とするコンテンツを翻訳するためにGengoを利用しています。LivePocketにとってのお客様は、会場に足を運ぶイベント参加者になるため、チケットの購入方法や入場方法に関する問い合せを英語でも対応する必要があるのです。

用途に合わせて使い分けることで速さと品質を実現

—Gengoを使って良かったと思うところはどこですか?

従来の翻訳サービスと比較してとにかく速いことです。それは、注文してからの速度だけではなく、営業を介さずに翻訳が進むという部分でもあります。エンターテイメント業界ではスピードが求められ、また始業時間が遅く夜中まで働く場合が多いです。従来の翻訳サービスを利用すると、営業からの返信が遅く翻訳が戻ってくるまで数日かかるため、私たちのニーズとなかなかマッチしません。Gengoは、オンデマンドでいつでも翻訳を注文できるので、夜遅くに注文しても次の朝に翻訳が戻ってくるのですごく役に立っています。常に世界中のどこかで、Gengoのトランスレーターが翻訳しているというのを感じます。

翻訳に関しても、コメントを通してトランスレーターの方とコミュニケーション取ることができるので、微調整をする際にとても便利です。また、過去に翻訳をしてくれたトランスレーターの中で、好みの翻訳をしてくれた方がいれば、その方を「お気に入りトランスレーター」として登録することができます。登録することで、その方が優先的に翻訳を受けてくれる様な仕組みになっています。

—Gengoを使った今後の展開はありますか?

Gengo APIと連携することを視野に入れています。APIを利用することにより、自社のサイト内から翻訳を頼むことが可能になるので、海外からのお問い合わせに対してスムーズにお客様の言語でお返事することができるようになります。また英語だけではなく、中国語のニーズもありますので、徐々に対応言語を拡げていこうと思っています。

訪日ビザの緩和や東京オリンピックの開催により、インバウンド対策が必要不可欠になってきます。エイベックス・ライヴ・クリエイティヴが展開するLivePocketのように、Webサイトを翻訳することで、海外のお客様にも貴社のサービスをお楽しみいただくことができます。今から少しづつWebサイトの翻訳をすることで、余裕を持ったスケジュールでオリンピックを迎えることができるかもしれません。

翻訳でお困りの法人のお客様は、こちらからお問い合わせください。