翻訳時間を短縮し、最新の海外記事をタイムリーに読者に届ける
1895年創立から既に100年を超える歴史を持ちながら、現代の政治経済を鋭く、時に分かり易く解説する気鋭のメディアとして近年、インターネットにも果敢に挑戦している東洋経済新報社。今回は、Gengoの日英、英日の翻訳サービスをどのように活用しているのか、デジタルメディア局、東洋経済オンラインの編集長 山田俊浩様と編集 倉沢美左様にお話をお伺いしました。
取材を通してGengoを知り、使い始めました
— 何を翻訳されていますか?
倉沢様:2年ぐらい前から、週刊東洋経済の記事の翻訳に使っています。もともと世界の識者が書いている記事を「グローバルアイ」という名前のコラムで連載しており、その記事の翻訳をするためにGengoを利用しています。それまでは、弊社が使っているトランスレーターの方にお願いしていたんですが、ちょっと違う翻訳サービスに興味がありまして、Gengoの取材をしたのをきっかけに使い始めました。Gengoを利用する目的としては、翻訳にかかる時間を短縮したいというのがありました。
山田様:実際に取材してみてGengoの理念を知り「速くてそれなりに安い」という部分に共感したということもあります。
コストは20%削減、最新記事を素早く翻訳出来るのがメリット
— 実際にどれくらいコストや翻訳期間に効果がありましたか?
倉沢様:コスト的にはある程度の品質を維持しようとすると、元のコストの20%減ぐらいで出来る感じです。とにかくコストを抑えようとすれば半分以下にはできますけど、そうすると戻ってきた原稿を編集部でチェックする手間がかかってしまいます。しかし、本来の目的の「時間を短縮する」という部分がかなわなくなってしまいます。Gengoは、翻訳の時間に関して言えば圧倒的に速いと思います。例えば、通常の原稿で800ワードくらいの分量だと数時間、朝出して夕方にはできているという感覚です。私たちが以前から契約していたトランスレーターの方にお願いすると、金曜日に出して月曜日に返ってきましたが、Gengoを使うと月曜日に出して火曜日の夜には出来ていることになりますので、最新の記事を紙面に間に合わせることができるというのが大きいです。
— 翻訳の品質を管理するコツはありますか?
倉沢様:Gengoの品質には満足していますが、英語から日本語及び日本語から英語の翻訳についてはきちんとチェックするようにしています。特に日本語から英語にする際は、日本語独自の言い回しや新しい表現など日本語特有の難しさがありますから
「時間を短縮する」のが目的とのことですが、文体を統一できる「スタイルガイド」*1はお使いですか?文体が統一されれば、御社がチェックする時間がさらに減るかと思います。
倉沢様:スタイルガイドはまだ使っていないです。文体のですます調や固有名詞などに関して統一できるのであれば、これから使ってみたいと思います。
*1 スタイルガイド:翻訳の際に固有名詞や特定の単語の訳語をあらかじめ設定することで翻訳時の補助となる用語集。
マネージドサービスを活用してより高度な翻訳を
— いつもはWebからご注文いただいておりますが、「マネージドサービス」というやり方もあります。これは、弊社のプロジェクトマネージャーが御社に合ったトランスレーターを揃えて対応するというやり方です。これにより、品質や速度などを管理することが出来ます。
山田様:実際に日本語から英語に翻訳する際に日本語を翻訳しやすくなるのであれば、良いかもしれません。日本や欧米の政治や経済をよく知っているトランスレーターが我々のために翻訳を行ってくれるのが理想的ですので。コストが多少上がったとしても、それが「マネージドサービス」で可能になるのであれば興味があります。特に金額や数値に関しては絶対に間違えてはならないので、それを理解いただけるトランスレーターを常に使えると良いと思います。
*2 マネージドサービス:お客様毎にプロジェクトマネージャーを設定してトランスレーターの選定などの細かな要望にお応えするサービス。追加料金が必要。詳しくは担当営業にご相談ください。
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