メディア掲載

3月 12, 2014

言語の翻訳: グローバル企業が知っておくべきこと

自分の企業のプレスリリースが世界中で読まれるようになったり、海外の一流企業と取引することを想像してみてください。自社はまだまだ小企業で、そこまでの規模ではないと思われるかもしれません。しかし、世界経済の進展に伴い、数多くの企業にとってこの夢のようなことが現実となっているのです。

ビジネスの世界がグローバル化し続ける中、言語翻訳サービスの需要はいまだかつてない程大きなものとなっています。翻訳の専門家達が、最近の業界の動向や国際企業が知っておくべき事について、独自の考えを共有してくれました。

なぜ企業はコンテンツを翻訳しているのか?

企業が国際的オーディエンスのためにコンテンツを翻訳する理由は様々です。海外のビジネスパートナーシップを促進するためだったり、自社のマーケットを拡大してグローバルな消費者へと販売対象を広げるための場合もあります。しかし理由はどうあれ、企業らはコンテンツのどの部分の翻訳によりエネルギーを投入し、誰のためにそれを行うのかにこだわるようになってきています。[最良のビジネス翻訳サービス]

「人々は、[コンテンツの一部]を取って、19や20の異なる素早い翻訳を行う形から離れつつあります。」と、電子書籍出版プラットフォームPubsoft の最高執行責任者ドゥーガル・キャメロン氏は言います。「代わりに、なぜそれが特定のオーディエンス向けに翻訳されるのかを重視するようになっています。良質の翻訳は、コンテンツの受け取られ方に多大な影響を与えることができるのです。

グローバル言語サービスプロバイダ、Rubricの最高技術責任者兼会長、イアン・ヘンダーソン氏は、質の悪い翻訳は企業の印象を悪くすると指摘します。

「低質の翻訳はブランド作りにマイナスの影響を与えます。」 とヘンダーソン氏はBusiness News Daily(ビジネスニュースデイリー)との会談で述べました。「あなたの会社が海外ホテルだったとして、ネイティブスピーカーが御社の説明文をオンラインで読んだときにその翻訳が酷いものだった場合、どんなにホテルの評判が良くとも、疑問を持ってしまうはずです。」

どんな翻訳オプションがあるのか?

企業がコンテンツの翻訳を希望する場合、通常は3つのオプションがあります: 機械翻訳、プロの翻訳者、または クラウドソーシングです。それぞれに費用と効果があり、特定の目的に役立ちます。

Google翻訳のような機械翻訳ツールは、通常無料で、テキストをコピーして貼り付けるだけで瞬時に翻訳を提供してくれます。ただし、このようなツールは基本的な翻訳のみを提供するものであり、必ずしも正確ではないということを留意してください。

プロの翻訳者は多くがネイティブスピーカーまたはその言語に堪能な人で、コンテンツの高品質翻訳を有料で提供します。機械翻訳と違って、プロの翻訳者は文法規則や口語表現なども考慮に入れて、コンテンツがより自然に流れるようにします。

クラウドソースによる翻訳 は、翻訳経験の少ないボランティア人員を相手にすることになるので、完了までに時間がかかるかもしれません。しかし、クラウドソーシングはプロの翻訳者を雇うよりは費用が安く済みますし、翻訳の質もそれ程引けを取らないレベルです。

どれを使えば良いでしょうか?

特定のコンテンツに使うべき翻訳 ツールは、あなたの会社が何を優先したいのかという、その優先順位次第です。

「広告またはクリエイティブのコピーには最高品質の翻訳を使い、社内用には機械翻訳、そしてユーザー生成コンテンツにはクラウドソースによる翻訳を使うなど、使い分けることもできます。」と、翻訳サービス、Gengo のCEO兼共同設立者、ロバート・ラング氏は言います。「自社コンテンツに関してより賢い、適切な品質を選択していくことがトレンドの主流となっています。」

キャメロン氏もこれと同意見で、プロによる翻訳という投資の価値があるのかを自社コンテンツの本質次第で決めるようアドバイスしています。例えば、簡潔な言葉で書かれた、手順などのハウツー・コンテンツなどは、無料の機械翻訳で十分でしょう。一方で、人をひき付けるような記事や本などは、意味や言語要素を失わないようにプロに翻訳してもらうべきでしょう。

翻訳プロジェクトはどのように実行すべきでしょうか?

たった一つのコンテンツを翻訳するというタスクだけでも十分に難しいものです。それを何件ものコンテンツや継続した翻訳プロジェクトを行うとなると、壮大な作業です。スケールの大きなプロジェクトでは、異なる複数の担当者の間で仕事内容を割り振るのが最も良い方法となる場合があります。

「企業の多くは、[ビジネス]翻訳の大半が、その翻訳済みテキストを切り取り、自社ウェブサイトへ貼り付けることだということに気が付いていません。」と、RubricのCEO、フランソワーズ・ヘンダーソン氏は言います。「プロジェクトを複数のパーツに切り分け、複数の翻訳者に依頼するのです。有能な プロジェクト管理 システムこそが違いを生み出します。」

原文の記事はBusinessNewsDailyにてご覧ください。