メディア掲載
10月 02, 2012
日本のテクノロジー新世代
この文章はこちらの記事からの抜粋です。
東京、 2012年10月2日–日本発のスタートアップには様々な制約があるため、ウェブ上で翻訳サービスを提供するGengoは、投資家や優秀な人材を海外に求めた。Gengoの創業者でCEOのロバート・ラング氏 (33歳) は、翻訳を希望する顧客と世界中のフリーランスの翻訳者たちを即座につなげるプラットフォームの構築を考えていた。
しかし、Gengoのスタートは順風満帆ではなかった。イギリス人のラング氏は貯金を切り崩しながら1年間無給で働いた。日本人の血を引くマシュー・ロメイン氏は、東京にある両親のアパートメントの床に寝泊まりした。数年分の財務諸表を持たない彼らに対し、オフィススペースを貸す家主はいなかった。そんな中、2010年の初めに転機が訪れた。アメリカ人のエンジェル投資家のデイブ・マクルーア氏からシードファンディングの提供を受けるとともに、日本国外の投資家たちを紹介された。Gengoは現在、イギリスを拠点とするAtomicoを筆頭に、日本以外からのいくつかの投資を受けている。
Gengoは投資家や顧客の獲得に成功してからも、人材の確保に苦労した。クレイグズリスト、口コミ、リクルーターを通して、ラング氏が国際的な寄せ集めグループと評する集団を築いた。社員数は30人を超え、現在も増え続けている。Gengoが日本で大量採用したのは昨年が初めてで、Googleのシニアプロダクトマネージャーだった徳生裕人氏も入社した。
ラング氏は語る。「クレイジーなスタートアップに入社しようと思うのは外国人だけのようで、社員は外国人ばかりでした。また、東京にはスタートアップが極めて少なかったので、私たちには議論する相手もいなかったし、正しい道を進んでいるのか相談もできませんでした」
東京の中心部にあるNomad New’s Baseをはじめ、毎週スタートアップが集うサロンはそのようなニーズを満たそうとしている。元東芝エンジニアの平沼氏は先日の水曜日、お酒が振る舞われる中でMacBook Airを持って室内を回り、自らが作ったSanpoアプリを売り込んだ。
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