インタラクティブ ガイド: 世界のビジネス マナー

Gengoは、シリコンバレー、東京、メルボルンなど、さまざまなバック グラウンドを持つ人たちが集まっている企業です。なので、いろいろな国のビジネス マナーが混ざって企業文化が構成されています。私は、イギリス育ちのオーストラリア人ですが、7年前にイギリスから日本に移り住んだ当初は、毎日がカルチャーショック。
学びの連続でした。現在も海外出張に行くたびに、国ごとのユニークなビジネス
マナーを学ぶ機会があります。

海外出張で「マナーってどうすればいいんだろう?」とならないように、
Gengoでは、「世界のビジネス マナー ガイド」というインタラクティブ ガイドを作成しました(英語スペイン語でも公開)。15ヵ国ものビジネスマナーを集めた本ガイドには、「名刺交換」や「服装」など役立つアドバイスが掲載されています。
また本ガイドは、国別でビジネス マナーを比較することができるので、私にとって大切な国である、日本とオーストラリアの違いを一目で見ることができます。

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もっと早くこのガイドがあれば、来日当初のように、ストレスを感じることなく、
スムーズに仕事ができたのではないか思います。

では、みなさんに、私の日本でのカルチャーショックを受けた、
ビジネス エピソードを2つ紹介します。

はじめて外部でGengoのプレゼンを行ったときは、2〜3人が参加する、
「カジュアル」な会議になると言われました。着いてみれば、18人もの人たちが私たちを待っていました。私はカジュアルな服装だったのですが、
CTOのマットはスーツを着ており、その上、パワポのスライドの順番を間違えて保存していたので、最悪の状況でした。お客さんの額から汗が滴り落ちるのを見たのは、
あのときがはじめてでした。

もう1つは、スマートでモダンな感じの不動産会社でプレゼンを行ったときです。
会議室で、若手社員の上司の参加を待っている間に、アシスタントがロック割りの
ウィスキーと灰皿を上司が座る席に用意したのです。そして、その上司はなんと、
タバコを吸いながら、私たちのプレゼンを聞いたのです。

このような話を聞く限り、日本でビジネスを行うのは不可能と思うかもしれません。

しかし、アメリカやイギリスなどでも、似たような事例はたくさんあります。
十人十色というように、企業もそれぞれの文化があり、マナーがあります。
幸いなことに、いままで私が仕事をしてきたクライアント、投資家、パートナーの
大半とは、とても自然で良好な関係を築くことができています。

初めて訪問する国では、ビジネスで何を期待すればいいか分からないので、
「自分の国とは違う」ということを、肝に銘じて会議に挑むことが大切です。

また、社内でのビジネス マナー以外では、お酒を飲む場でカルチャーショックを
受けることが多々あります。お酒を飲む文化がある国では、お酒の力が「ビジネスの
緊張感を和らいげる」役割をしています。ピリピリした会議でも、数時間後には、
クライアントとバーでお酒を飲んで気さくに話していることをイメージすれば、
少しは緊張がほぐれるかもしれません。しかし、それをストレスに感じてしまうこともあるかもしれません。お酒を飲まない文化でも、国ごとのソーシャライズの方法に
カルチャーショックを受けることでしょう。

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国内でも文化やマナーが異なるので、Gengoの「世界のビジネス マナー」は
ルールブックではなく、一般的なアドバイスとして参考にしてください。私自身、
イギリス育ちのオーストラリア人ですが、ロンドンよりもサンフランシスコで
ビジネスをする方が慣れています。なぜならイギリスでは、雑談の話題として
サッカーの話をよくするのですが、サッカーに興味がない私としては、
サンフランシスコの方が気楽だからです。

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日本のビジネス マナーに慣れた私は、自分の名刺が両手で受け取られない場合、
自然と少し侮辱された気持ちになります。そして、握手はしっかり力強いものを相手からも期待します。また、欧米のお客さんが来社された場合でも、必ず彼らを上座にガイドし、お帰りになられる際はエレベーターまでお見送りし、ドアが閉まるまで
お辞儀をします。

いろいろと書きましたが、Gengoが作成した「世界のビジネス マナー ガイド」で、
みなさんの海外出張がよりスムーズになれば幸いです。海外出張のエピソードや
本ガイドの感想など、ご意見をお待ちしています。

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ロバート ラング

The author

ロバート ラング

コーファウンダー。オーストラリア、ビクトリア州出身。イギリスのCamberwell College of Artsのグラフィックデザイン学科を卒業後、Dare DigitalやThe Brand Union、Last.fmなどにデザイナーとして参画し、大企業向けWebサイトを開発。2009年6月に、コーファウンダーのマシュー ロメインと“Communicate freely.”というビジョンのもと、人力による翻訳プラットフォーム、株式会社Gengoを設立。


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