2015年の海外進出の抱負#6: 最適な翻訳ツールとサービスを選択
何を翻訳するのかを把握したら、次は翻訳ツールと翻訳サービスの選択を行います。ティップス#6では、以下について解説します。
- どうすれば自社に合った翻訳サービスだと分かるか?
- サービスはひとつだけ? それとも複数使うべき?
現在、様々な翻訳サービスがあります。翻訳業界では、プロのほとんどが独立しており、その多くが大手代理店やフリーランスで働いています。世界中には素晴らしいトランスレーターや翻訳の専門家が沢山いますが、多くの企業は事業を行う上で必要となるスケールと技術が得られる大手会社を選んでいます。
翻訳サービスの中でも人気のオプションは、以下を含みます。
- 機械翻訳
- 編集後の機械翻訳
- クラウドソーシング済み翻訳 (異なるタイプのクラウドソーシングと合わせて)
- 社内翻訳
- フリーランスや独立による翻訳
- 代理店を通した翻訳
- 専門家による翻訳 (法律、医療、技術関連)
これは完璧なリストではなく、重複する場合も多くあります。例えば、多くの代理店が独立したトランスレーターと契約を結んでいたり、専門家による翻訳を提供したりする場合などがあります。このような異なるタイプの翻訳は、質や値段、スピード、手軽さも違ってきます。私たちがおすすめしているのは、様々な翻訳サービスを比べコンテンツのタイプに合わせてメソッドを変えることです。以下の点に注意し選びましょう。
- ブランドへの影響が気になる場合
(ブランドへの影響が高い= クオリティを約束するサービスを利用しましょう) - 文書の種類が専門的な場合
(法律、技術、医療関連の文書には専門家が必要です) - 安全性への影響を懸念している場合
(専門分野の文章に類似。適切なサービスを見つけましょう) - コンテンツの利用期限が短い場合
(短い期限 = よりリーズナブルなオプションを利用しましょう) - 量が多い場合
(高容量 = スケーラブルな、または統合されたオプションを探しましょう) - 社内利用のみの場合
(社内での利用のみ = よりリーズナブル、または無料の翻訳オプションを利用しましょう)
まだどの種類の翻訳が必要か分からないときは、 選択肢を調べる際、以下を行うようにしましょう 。
- 他のベンダーでもサンプルを試すのと同様に、テスト翻訳を発注するか、翻訳サービスにトライアルをリクエストして、その言語のネイティブスピーカーとクオリティのチェックを行う
- 翻訳サービスがサポートしてくれること、してくれないこと、測定基準やレビューを比べ、各サービスにおける品質水準と価格を理解する
- スキルと技術のギャップに注意する。独自のシステムを使って翻訳ファイルを管理している場合は、翻訳管理システムは必要ありません。クオリティのダブルチェックや編集が行えるネイティブスピーカーがチーム内にいない場合は、高品質の翻訳を提供するサービスが必要になります。社内で翻訳を修正できる場合、よりリーズナブルな翻訳サービスを利用することができるため、翻訳を様々な形で組み合わせて、ニーズにあった翻訳を行う
翻訳単体のサービスを利用せずに、翻訳に関連した機能をサポートしてくれるサービスもあります。このようなプラットフォームの多くが翻訳サービスと統合しており、翻訳プロセスをより簡単にしてくれます。Gengoのパートナーの例も含め、以下に翻訳ソフトウェアの一般的なカテゴリーを紹介します。
- PhraseAppやTransifex、または私たちがおすすめしているのツールのような、ソフトウェアローカリゼーション用のファイルやプロジェクト管理
- Fliplingoのようなソーシャルメディア翻訳
- Zendeskのようなサポート翻訳 (Transfluentプラグイン経由)
- 3PlayMediaのようなマルチメディア翻訳
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