2015年の海外進出の抱負#12: 改善し続けましょう!
海外進出の最大の目標は、収益を増加させることです。リリース後すぐに効果か見えるものではありません。最後のティップス#12では、あなたの企業の強みや弱みの測定と改善方法についてです。
- 海外進出がもたらす影響を初期段階で測定するにはどうすれば良いか?
KPIがあなたの味方となってくれます。特に、新しい戦略を試している時に役立ちます。追跡対象は複雑である必要はありません。記録しているのがターゲット市場での収益、トラフィック、コンバージョン率、またはそれ以外のものでも、まずは基本的なデータからはじめましょう。データなしでは改善は困難です。以前の掲載したブログで役立つ情報を紹介していますので、ぜひご覧ください。
KPIはあなたの企業の弱点をはっきり示し、改善機会を提供してくれます。もちろん、想定外のことが起こる可能性があるので、どんなにその地域の顧客行動に関するリサーチやレポートを備えて新市場に参入しても、途中で何らかの壁にぶつかることがほとんどです。初期から常にKPIを記録しておくことで問題の早期発見とより良い解決策の特定につながります。
ただし、状況によっては進捗具合の確認が難しい場合があります。まだ効果が確証されていないプロダクトやサービスをテストする場合、またはサービス収益化の方法をまだ把握していない場合は、海外での成長が困難となり得ることも覚悟しておいてください。last.fmのFelix Miller氏が、弊社のグローバル化レポート (英語のみ) にてそのような企業に対して次のように質問を投げかけています。
金銭的にローカリゼーションを行えるかどうかというのは、トランスレーターに支払うことができるかどうかだけで決まるものではないと思います。それよりも「その市場での成長は僕らにとって良いことだろうか? それとも悪影響を与えるだけだろうか?」ということが重要だと思います。…スペイン市場で急激に成長したとして、その成長に対応する余裕はあるだろうか? スペインで稼ぐことはできるのか、それともできないのか? できない場合には、それが後々に会社にとっての痛手となる場合もあります。
どのような状況であっても、新市場でのローンチは、色々な意味で新しく企業を立ち上げることに似た点があります。開始したばかりの時期は、上手くいっていなくても投げ出さないこと! 問題をポイントごとに区分けしてから戦略を適応させましょう。日本の継続改善の哲理、「改善」を独自の理念として採用し、「良好」から「素晴らしい」に変えるにはどうしたら良いのかを考えましょう。成功の要因を評価し、それをもとに拡大させていきましょう。
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