ホリデーシーズンに海外向け販売をすべき理由
今年のホリデーシーズンに海外向け販売をする予定がなければ、もったいないことです。Eコマースの売り上げは、2017年のホリデーシーズン中に16.6%急上昇すると予想されています。モバイルコマースの増加や、大手小売業者とデジタルマーケットプレイス間のオンライン上での競争激化が要因となっています。
世界のホリデーショッピングシーズンはかなり長く、11月早々に始まり2月頃に終わりを迎えます。買い物習慣が世界的に変化してきているので、伝統的なホリデーシーズンやそれまでの数週間はオンラインショッピングにとって重要な時期となってきました。この機会に備えるため、世界の最大のホリデーシーズンを確認しましょう。
世界のショッピングホリデー
アメリカの重要なショッピングデーは、ブラックフライデー (感謝祭の翌日) と、そのオンライン版であるサイバーマンデー (感謝祭後の月曜日) です。近年、この2つはまさしく世界的なホリデーへと変化し、今ではイギリス、イタリア、スペイン、カナダ、チリ、コロンビア、ドイツ、アイルランド、日本、ポルトガルなどの国でもお馴染みとなっています。元々ブラックフライデーは店舗販売にとってのセール日でしたが、現在ではオンラインでの割引も一般的になってきました。
ブラックフライデーやサイバーマンデーと同じく、オーストラリアでは、小売業者がオンライン上で大規模セールを実施する「クリック・フレンジー」 (11月18日) がホリデーシーズンの始まりとなります。11月はオーストラリアのネットの売上がピークになる時期のため、クリック・フレンジーは、オーストラリアや海外の小売業者にとって最大のチャンスです。オーストラリ人は購入に際して自国製品を好むにもかかわらず、海外店舗から相当な割合を購入しています。
その他の注目すべきホリデーですか? ディワリがあります。インド最大のホリデーでショッピング期間でもあり、主要な大規模ショッピングホリデーの中でも最も早くに始まります。5日間に渡って行われるこの光のフェスティバル、今年は10月下旬にスタートします。インドのフリップカートやAmazon.inといった小売業者では大セールを行います。年末の時期以外にも、売上が伸びるホリデーシーズンがある国も多いです。例えばフランスのソルドのセール期間は夏 (6~7月) と冬 (1~2月) で6週間ずつあります。
中でも最大のオンラインショッピングイベントは中国の光棍節 (こうこんせつ、11月11日) です。多くはアリババのおかげで、光棍節にはアメリカのサイバーマンデーとブラックフライデーを合わせた額を上回る売り上げをもたらします。シングルデー (とも呼ばれる) には、中国の小売業者、そして京東商城 (けいとうしょうじょう)、蘇寧 (すにん)、アリババのTmall (天猫)とタオバオといったマーケットプレイスでは、50%以上の値引きをします。光棍節では中国内のブランドが収益を上げるだけではなく、ギャップ、アディダス、マイクロソフトといった海外ブランドも2016年の売上の27%を占めました。
今年の準備をする
11月から2月がオンラインEコマース販売にとって重要であることは明らかです。ただその時期に向けてどういった準備をしたらよいのでしょう? 海外販売は手間がかかりますが、思っているほどには難しくはありません。ウェブサイトがお客様の言語で閲覧でき、お客様のエリアにも配達が可能であれば、大抵のネット利用者は海外からどんどん商品を購入します。
以下は、規模に関わらずEコマースを行う小売業者向けのアドバイスです:
- 様々な言語とデバイスに対応したウェブサイトにします。ネット販売のみの小売業者なのか、主として実店舗で販売しているかは関係ありません。
商品リスト、それからあらゆる国から寄せられたコンバージョン率の高いユーザーレビューを翻訳したものを提供します。 - 早くから始めて、メール配信のニュースレターから支払いに至るまで完全にローカライズされたネットショッピング環境をお客様に提供できるように計画します。
- 進出しようとする海外市場で最も人気があるホリデーを調べ、その時期にターゲットを絞ってローカライズされたキャンペーンを実施します。
今年のホリデーシーズンに向けた海外販売の準備ができていない方は、2018年に向けて準備を始めるには早すぎないということを覚えておいてください。最も規模の小さいオンライン小売業者でさえも国境を超えることで利益が見込めます。
EコマースでGengoを活用する方法をさらに見てみましょう。
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