Gengo、インテル キャピタルが
リードする1,200万ドルの増資を完了
本日、GengoがシリーズB増資で1,200万USドルを調達したことをお知らせいたします。今回のラウンドはインテル キャピタルがリードし、シリーズA投資家でもあるアトミコをはじめ、アイリス キャピタル、シンガポールに拠点を置くインフォコム、日本の株式会社ドコモ イノベーションベンチャーズ、そしてSTCV (サウジ テレコム) によって実施されました。
Gengoは昨年2012年も順調に進化を進め、活気ある成長市場において、2013年以降も引き続き成功を収めるため、チームと製品の強化を進めています。最近のYouTubeとのAPI連携のような成果は、言葉の壁を越えて誰もが自由にコミュニケートできる世界を作るという当社のミッションに対する大いなる一歩です。さらに、当社がアメリカ、日本、シンガポール、中東などの国際的な投資家グループに支えられていることに、胸の高鳴る思いがします。
今回の増資はもちろんGengoにとっても素晴らしいことですが、その他にも非常に重要だと考えるいくつかのポイントがあります。
第1に、日本で起業活動が高まりを見せていることです。 新しいインキュベーターが登場し、様々なシードステージ投資がなされ、2008年にGengoが起業した当時と比べると確実に活気のある前向きな雰囲気に満ちています。まだ道のりは長いと思いますが、当社としてはこれは大きな進歩であり、ビジネス環境は絶えず好転しているものと考えます。日本は優秀な才能に恵まれ、大きな市場機会も存在するので、この日本の流れに貢献できているとすれば嬉しく思います。こちらのニューヨークタイムズの記事 もご覧ください。
第2に、クラウドソーシングの成功例がますます増えていることです。 数千数万の人たちが柔軟な融通の利く勤務体制で、過去には不可能だった手段で収入を得られるようになっています。UTestや99Designsのようなそれぞれの空間で成功を収める企業、ShutterstockのIPO後の素晴らしい業績、プラットフォームビジネスへの意欲を失うことのないMechanical Turk のような企業が示すとおり、これはきちんと取り込まずにはいられない巨大な領域です。
Gengoの次の一手は?
翻訳者: 向こう1年にわたり、翻訳者向けシステムをこれまで以上のスピードで改善していきます。特に質の高い自動翻訳などの機能で生産性を高め、より少ない労力でより良い翻訳が出来る環境をを生成していきたいと考えています。また、Gengoを通した翻訳者の成長支援に力を入れ、翻訳者のみなさんのパフォーマンスに対する継続的なフィードバック、翻訳に役立つポイントなどの学習環境を提供していきます。
お客様と開発者の皆様: 大量の文書を翻訳する際に活躍する強力な機能、そして貴社システムに簡単かつ手軽に Gengo API を導入できるツールが登場することになります。3Play MediaやDakwak、Transifex、YouTubeなどとのAPI連携事例をご覧いただければ、Gengo APIで出来ることのイメージが湧くのではないかと思います。
Gengoは今後もより高い目標を目指します。現在社内で進めているプロジェクトは、どれもわくわくするものだと考えています。私たちは2013年を、Gengoにとってこれまで最も生産的な1年にする決意で臨んでいます。
個人的なことになりますが、これまでGengoを支えてくださった皆様に感謝申し上げます: 友人や家族、Gengoのスタッフ、パートナー、投資家、開発者、翻訳者とシニア翻訳者、お客様とファンの皆様、ありがとうございます。誰もが自由にコミュニケートできる、言葉の壁のない世界を作る。このビジョンを信じて疑わないGengoを、これほど大勢の方が支えてくださっているのは素晴らしいことだと考えています。
まだまだ長い道のりが待っています。今日も第一歩を踏み出して行きたいと思います。どうか、これからもお付き合いください。
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