シリコンバレーオフィス訪問: Eventbrite + Zendesk

こんにちは。

Gengoの梅内です。

実は、Gengoのマーケティングチームの大半がシリコンバレーのオフィスにいるので、チームに会うために、7月末に一週間ほどサンフランシスコ出張に行ってきました!

出張中に、いくつかのスタートアップを訪問する機会があったので、
そこでの学びを少し共有します。

訪問先はGengoのお客さまでもある、イベント作成やチケット販売ができる
オンラインチケットツールEventbrite、そして最近IPOをしたクラウドベースの
カスタマーサポートプラットフォームを運営するZendesk

両企業とも設立して10年以内の企業ですが、すでに他言語されグローバルに展開を
しています。彼らの共通点は、企業の軸となる部署をオフィスレイアウトで可視化していること。

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ちなみに、シリコンバレーのスタートアップにGengoも負けず劣らず、
企業文化がとってもユニーク。

例えば….

  • Gengoのスタッフ(通称: Gengon)の70%は外国籍
    なので、社内の公用語は英語です。個人的に社外から日本人のお客さんがくるとホッとするので、オフィスに遊びにきたい方、じゃんじゃん募集しています。
  • フリー エスプレッソ
    GengoのVPエンジニアはイタリア人。彼のおすすめは、濃いエスプレッソに
    はちみつを入れて飲むことです。マイルドになって美味しい!
  • 毎日19:00にはオフィスがすっからかん
    早い人は7:00、遅くても9:30に出社しています。18:00から徐々に帰宅しはじめるのですが、それまでに帰れるように、私語は控えて就業時間中はもくもくと仕事をしています。
  • 毎週金曜日の17:30からHappy Hour
    おつまみとお酒はGengoが用意してくれます。ビールは各種揃えおり、
    定番はハイネケンとチータラ。
  • 毎週金曜日、フリー朝食もしくはフリーランチ
    さまざまなバックグラウンドを持った人が集まっているので、
    宗教やアレルギーを考えてオーダーしてくれます。いろいろな文化をリアルに
    学べて、とってもエジュケーショナル。私はGengoにきてからファラフェルが好きになりました。

などなど

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さて、本題に戻って。企業の軸となる部署をオフィスレイアウトで可視化ですが、
両企業とも花形の部署ではなく「縁の下の力持ち」の部署をいかに表にだすかに努めています。

例えば、日本でカスタマーサポートといえば、影の存在となっている会社が多いですが、Eventbriteでは、カスタマーサポートのデスクが、一番景色がよくオフィスでも目立つ場所にあります。Eventbriteのどの人と話しても「お客さま満足度は93%を達成できるのは、カスタマーザポートのおかげ。彼らなしではやっていけない。」と述べています。

クリエイティブフォーカスのZendeskでは、社内にクリエイティブエージェンシーのような機能をもったチームがいます。また、マーケティングのチームにも、要望を
すぐに反映できる、マーケティング専属のフルスタックのエンジニアが2名います。
そしてZendeskでも、会う人がクリエイティブの重要性を説明していたのが印象的でした。

軸を明確にして、オフィスのレイアウトに反映する。かと言って、いすやディスプレイなどエクイップメントや待遇で特別扱いはしません。ただ、外部の人にもそれをきちんと発信していくことにフォーカスしています。また、部署ごとの摩擦(嫉妬)が起こらないように、マネージャーレベルの人たちが、他の部署にもきちんと敬意を表したり(でもやりすぎず不自然ではない形で)、心地よいコミュニケーションを通してうまくまとめている… そのマネージメント力がさすがでした。

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さて、企業ごとの取り組みを詳細にお伝えしたいところですが….
IPO直後の会社もあり、残念ながらそれができず、少しだけキーワード形式でお伝えします。

<戦略について>
プレーブック、 チェネルパートナー、MQL、 モバイル、 カスタマーサポート強化、グローバル化、サービスの民主化、API、料金の透明性、A/Bテスト、
プロモーション、YouTubeとHuluへの広告、パートナープログラム、SEOとPRの
連携、テストグループ、多言語化

<ツールについて>
Pardot, Responsys, Salesforce, Switftly, Heroku, CloudFlare, WordPress, Mixpanel, Heap Analytics, Convertro

両企業とも、テストとパートナーの重要性は述べており、テストを重ねて、
よいパートナーを見つけることがサービスを加速させるのだと思いました。
また、ツールにしても企業のフェーズごとにどんどん変えていますが、両企業ともおすすめしていたのは上記のツールです。

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ここからは、オフィスを写真で紹介します。

両企業とも引っ越したばかりとのことでしたが、いっきに社員数がぐんと増えたので、社内コミュニケーションが取りやすいように開放的なオフィスでした。会議室についても、よりパーソナルな会話ができるスペース(1人用の椅子が壁側向きで2つ並べられている感じ)と、フォーマルな会議室の2種類があり用途によって使えるようにされていました。Eventbriteは1フロアだったので、軸となるカスタマーサポートの部署を取り巻くようなレイアウト。Zendeskの場合は、ビルを1棟まるまる購入されたそうなので、1フロアが1つの会社のような設計になっていました。

EventbriteもZendeskも、オフィスのイメージとしては明るく落ち着きのある図書館です。Eventbriteは遊びごころがあり、逆にZendeskは、シャープでイノベーティブさを前面に出したオフィスでした。

<Eventbrite>
Eventbriteの受付、いすはカジュアルなビーンバッグ。

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ホワイトボードはなんとガラスでできているので、消すのが簡単そうだった。

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島の多くにホワイトボードが取り付けられていて、アイデアがひらめいたときにさっと書けるので便利そう。わざわざ会議室に行かなくても、ここで効率的に話が済んでしまう。

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明るいカフェスペース。お菓子の数は少ないが、飲み物のバラエティーがコンビニのようにすごかった。特にいろいろな種類のお茶があったのが印象的だった。

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サンフランシスコが一望できて、気持ちよく仕事ができそう。ちなみに、この隣のさらに眺めがいい島がカスタマーサポート。

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<Zendesk>
シンプルで開放的な受付。図書館みたいに静かだった。

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受付の横にある待ち合いスペース。清潔感があって本当に洗練されていた。
無駄なコードが一切ない。

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受付の階にあるミーティング スペース。近未来的な感じで、インテリアの多くは
グレーと白が多かった。

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大きなディスプレイとホワイトボード2つがセット、会議がめっちゃ捗りそうな
会議室。

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オフィスとカフェスペースが一緒になっていて、好きなときにさくっとお菓子と飲み物が取れる。ちなみに、私の大好きなCalbeeのSnappea Crispsがおいてあったー。ちょっと親近感。

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梅内 望未

The author

梅内 望未

マーケティング コミュニケーション ディレクター。東京都出身。アメリカの New York Universityにて修士課程を修了。卒業後、国内のPR会社に入社。主にFacebookやFour Seasons Hotels and Resortsなど外資系企業のPRを経験。その後、スタートアップの 広報を経て、2014年7月よりGengoに参画。


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