2015年の海外進出の抱負#1: タイミングとスケジューリングは慎重に

2015年に海外進出を目指しているけれども、「どこからはじめたら良いのか分からない」とお困りですか?

このブログでは、海外進出を検討している方に12個のティップスを連載形式で1日ずつ紹介していきます。特に、ウェブ広告やウェブサイトなどのデジタルコンテンツにフォーカスし、スケジューリングからツールや翻訳のベストプラクティスまで海外進出の成功に役立つティップスをお教えします。

まずは、海外進出のプロセスの全体像を説明したいと思います。こちらでは、何からはじめるべきか把握しやすいようなステップで紹介していますが、それぞれの会社に合わせたステップを設定することをおすすめします。


 

ティップス#1は海外進出のタイミングとスケジューリングの設定です。
的確にタイミングやスケジューリングを設定するために、以下にフォーカスしながら説明します。

  • あなたの会社にとって海外進出に適した時期を把握するには?
  • スケジューリングを設定する際に注意すべき点は?

下記に該当するようであれば、海外進出に適した時期と言えるでしょう。

  • あなたのプロダクトが現在の市場でユーザーに適したプロダクトであるか把握済みである。または事業を可能な限り拡大済み、または順調な成長を見せている
  • 現在の市場において強固な基盤をすでに構築しており、事業が増えたり焦点が変わったとしても、社内チームや業務の妨げになるようなことはない
  • あなたのプロダクトが世界的にも競争力の高いものである(このポイントに関しては「ポイント#2」にて詳しく説明します)
  • あなたのチームが海外進出に費やすことのできる時間と資金が十分にある

Orinoco のCEOである原田氏は、海外進出についてアメリカの企業事例と共に以下のように述べています。

サンフランシスコを見極めずして、どのように東京を見極めようというのか? Bit.lyやSurveyMonkeyはアメリカ国内で大成功した企業です。国内市場を完全に飽和させ、あらゆる面で成功の頂点に達したこの2社にとっては、海外進出のタイミングは明白なものでした。

海外進出のレポートも合わせてご覧ください (英語のみ)

最適なタイミングと判断し、海外進出にかかる時間も把握した後は、スケジューリングのたたき台を作ります。以下の点に注意し作成してください。

  • 中心となる業務部以外の部署で海外進出に割り当てることのできるチームやリソース、または海外進出に尽力するために必要な人材の採用や研修にかかる時間の確保
  • あなたの会社の成長・展開を促進させるものとは? 大企業をターゲットするためにロバスト性のある営業・販売チームが必要か? それとも、大幅な現地マーケティング?あなたのプロダクトやサービスに現地の担当者が必要か?
  • 業界での市場投入までの平均時間と、世界各国での違い
  • ターゲットとする市場でローンチの妨げとなる法律や規制 (書類要件やライセンスなど)
  • 典型的な海外進出のプロセスにかかる、翻訳やローカリゼーションなどの時間 (これらについては今後のティップス内でそれぞれ詳しく説明する予定です)

明日のポイント#2では、ターゲット市場のリサーチと選択について解説します!


サラ サイウォック

The author

サラ サイウォック

ウェブ プロダクション担当。アメリカ、ミシガン州出身。Bowdoin Collegeのロシア語学科を卒業後、Gengoに入社。3ヵ国語をネイティブレベルに話し、さまざまなメディアや言語を通してアイディアを発信することに情熱を抱く。趣味は図書館で読書をすることと、夜中にオムレツを作ること。


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