Gengoの「あらゆる分野で翻訳を」 – ジェシカ・ローランド
私はGengoの営業チームの一員になれたことをとても嬉しく思っています。 グローバル化関連の友人やパートナーの方々、そしてこれから携わっていく方々に、長年続けてきた翻訳サービスのバイヤーからGengoでの立場へと転身した理由について、一言申し上げたいと思います。
私は15年以上の間、ローカライゼーションを求める顧客としてDocumentumやEMC、Yahoo!、そしてごく最近までGlassdoorにおいて、各社の海外向けサイトの立ち上げの責任者を務めてきました。コンテンツの大半がユーザーによって作成されているタイプのサイトです。
Gengoの顧客であった私は、いくつかの動向に強い関心を抱きました (グローバル化仲間の皆さんにとってはこの1年間にさんざん聞かされた話だと思いますが大目に見てください)。
「あらゆる分野で翻訳」
グローバル化という空間に、言語学未経験者の優秀な技術起業家が足を踏み入れる。 Gengoはそのトレンドの一例に過ぎません。この起業家たちは、拡大可能で手頃なグローバル化技術とサービスを生み出すという理想に突き動かされています。このことが最終的には「あらゆる分野で翻訳」をまさしく現実のものにしてしまうのです。
私たちはこのような起業家たちが、実用可能な技術とプラットフォームを視野に入れながら言語学の専門家と提携する模様を見ることになります。
簡単に拡大できる人力翻訳
Gengoでは予想通りの品質を提供する大規模でスピーディーなテクノロジーと、クラウドソーシングの「自然な人力翻訳」が連携しています。到来の高品質なローカライゼーションと、機械翻訳が提供できる最大限の保証の間に生じるギャップを埋める有効な手段です。私が面談する業界の専門家の大半は、完璧な機械翻訳が成立するには最低でも15年程度かかると見ており、それでもしばらくの間は本格的な事後校訂が必要だと考えています。
クラウドソーシングの人力翻訳がギャップを埋め、SEOに適した方法で、一丸となって「あらゆる分野で翻訳」というビジョンへと向かわせてくれるのです。
良心的な価格のグローバル化
かつて見込み客だった私が初めてGengoの価格帯を知ったとき、その値ごろ感に心底驚いてしまいました。正直に言うと、最初は懐疑的だったのです。それからGengoはどうやら業界を揺るがしているのだと理解しました。とはいえ価値のある、避けることのできない混乱です。あらゆるものを翻訳するのなら、まだ翻訳されていない膨大なコンテンツ (社会的なものやユーザーが作成したコンテンツ、映像、音声、大量データなど)が残されています。安価で大量に翻訳できることが必須です。解決策として機械翻訳がその大部分を占めていますが、先に述べた通り、それは大規模なクラウドソーシングも同様です。
翻訳者の成長促進
翻訳対象となるコンテンツは巨大です。世の中は翻訳待ちの膨大なコンテンツにあふれています。このすべてを処理するには、膨大な数のクラウドソーシングのリソースが必要です。翻訳されるべき潜在的コンテンツのすべてに対応できるだけのプロ翻訳者を揃えることはできません。そこで、私たちに必要なのは翻訳ツールとプロセスです。それはごく簡単にバイリンガルを集めて要員を拡大できるものであり、その人材をプロレベルへと拡張性をもって指導し、成長させるものでなければなりません。
Gengoの簡潔さがこれを実現しています。プロの翻訳者たちは手間のかかる仕事が入っていなければ、いつでも気楽に仕事を受けることもできます。携帯電話からでも可能なので、プロの翻訳者としての収入を補完してくれるいい仕事になります。
以上が、私が顧客としてGengoに触発された理由であり、現在チームの一員になったことに喜びを感じている理由です。画期的な事を成し遂げようとしている業界の一員になったことに心から感激しています。最終的に翻訳はそれこそ主流となるビジネス思考の一環であり、私たち全員、それは顧客、技術メーカー、言語サービスプロバイダー、フリーランス、クラウドソーシングを問わず、また新たに参加する様々な分野をも含めたすべての人が手を携え、世界を変えるということなのです。