トランスレーターの殿堂入り: Joanna

ジョアンナは、通算50万ユニット以上の翻訳を成し遂げてGengoの「ワードスミス賞」を受賞した1人です。現在、京都市に住む彼女が日本の言語と文化に魅了されるようになったのは、高校時代に日本からの交換留学生たちに出会い、友だちになったことがきっかけでした。

何ヵ国語を話せますか? どのようにして語学を学びましたか?

英語と日本語のほか、ほんの少しですがフランス語も話せます。私の育ったカナダの西海岸では、高校までフランス語が必修科目です。でも、フランス語を話す人々が大勢住むのはカナダの東部なので、私には、中国人や日本人、韓国人といった人々と接する機会の方が日常生活でずっと多かったですね。

私の高校で迎えた交換留学生は、大半が日本人でした。交換留学生は英語力向上のために来ているわけですが、私はいつも、英語と日本語の中間地点で交流すべきだと感じでいました。交換留学生たちともっとうまくコミュニケーションしたいという気持ちに、自分の母語とはまったく違う言語を学ぶという知的チャレンジや、日本のポップカルチャーに対する興味といった要素が重なって、日本語のコースを始めるようになりました。その勉強が非常に楽しかったので、大学在学中も日本語の勉強を続けました。

その後、インターンシップを太平洋セメント社で行わせてもらい、日本の文化も大好きになったんです。そして、日本語能力試験のN1レベル(最も難しいレベル)に合格した後、京都の大学院で勉強することにしました。もうかれこれ15年近く、日本語の読み書きや会話を学んでいます。

おすすめの翻訳ツールは?

ブラウザツールの「Rikaichan」とそのリンク先の各辞書は、意味を知らなかったり、記憶があやふやな言葉を手軽に調べたいとき、かなり便利かもしれません。また、Weblioにはもっと正確な定義があり、かなり曖昧な日本語の語句に対する日本語での説明も含まれています。

最後に、Wikipedia/Wiktionaryの日本語版は、辞書よりも情報が最新に近いことがありますし、ほかのリソースには含まれていないようなポップカルチャー用語や現象についても分かります。

ワードスミス賞を受賞するためには?

翻訳のための時間を、毎日の生活であらかじめ確保しておくことです。これは、大きなプロジェクトでは特に重要です。何でもぎりぎり最後まで残しておこうとするのは考えものです。予想していたよりも時間がかかるかもしれませんから。訳文を比較的早く提出できれば、お客様にも喜ばれますしね。

それと、普段は手がけないような分野の案件も時々は引き受けるといいと思います。こうした案件は当初、いつもの分野の案件よりも時間や手間がかかり、リサーチすべきことも多いと思います。けれども、いつかは馴染みのある分野になるはずです。レパートリーを広げることで、もっと多くの案件に取り組めるようになってきます。


メーガン ウォーターズ

The author

メーガン ウォーターズ

コミュニティ マネージャー。南アフリカ出身。イギリスのOxford Brookes University卒業後、日本のCustom Media KKにてエディターとして入社。グルメから経済まで幅広いカテゴリーを担当。その後、フリーランスのエディターとして活躍し、2014年9月にGengoに参画。


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