トランスレーターの殿堂入り: Michael

この新シリーズ「トランスレーターの殿堂入り」では、特定のマイルストーンに到達したGengoトランスレーターを紹介していきます。

Michaelは3つの言語ペア (日本語から英語、ドイツ語から英語、フランス語から英語) のトランスレーターで、通算500,000ユニット以上の翻訳を成し遂げたGengoの「ワードスミス賞」を受賞した1人です。現在アメリカのニューハンプシャー州を拠点とするMichaelは、アメリカのさまざまな地域で暮らし、語学力向上のためにドイツと日本で暮らした経験もあるそうです。

何ヵ国語を話せますか? どのようにして語学を学びましたか?

フランス語は、8年生 (日本の中学2年生にあたる) での必須科目として学んだのですが、そのときは「外国語でコミュニケーションをする」というアイデアにすっかり当惑してしまい、ストレスがたまったことを覚えています。でもフランス語を学び始めて3年目に良い先生と出会い、語学の面白さを教えてもらったことでフランス学を続けたいと思うようになりました。

ドイツ語も同じ先生に教えてもらえたので、ドイツ語にも力を入れるようになりました。大学ではドイツ語とドイツ文学を専攻し、ミュンヘンに留学したほか、ベルリンのドイツ連邦議会で2ヵ月のインターンシップも経験しました。

日本語に興味を持ったきっかけは、ABCのアルファベットを使わない表記法に魅かれたからでした。大学で日本語のクラスを何期か受講しましたが、自分が慣れているヨーロッパ系の言語とあまりにも違っていたので、大学卒業後にJETプログラムで日本を訪れたときは、なんとか会話ができるレベルの日本語しか話せませんでした。

日本ではプライベートの日本語レッスンを受け、日本語スキルを徐々にレベルアップをしていきました。また、JETプログラム後に大学の事務局で5年間働いたのですが、そこでの会話がほぼすべて日本語でしたので、日本語がどんどん上達しました。

3つの言語の中で、日本語のスキルを維持するのが一番簡単です。なぜなら、私の夫が日本出身なので、日本語でコミュニケーションをとっているからです。また、日本で10年間暮らしていたので、日本人の友だちも沢山います。ドイツ語とフランス語に関しては、その言語の映画やTV番組を見たり、ニュースの記事を読むようにして、言語スキルが衰えないようにします。

おすすめの翻訳ツールは?

OmegaTをCATツールとして活用しています。辞書は、日本語ではアルクWeblio、ドイツ語ではLEO、フランス語ではWordReferenceです。また、詳しい説明が必要なときは、Wikipediaを活用しています。

ワードスミス賞を受賞するためには?

私にとっては、最も重要なことは休憩をとることです。これがなかなか難しいです。というのも、私は、難しい翻訳に直面したら休憩を取らずに翻訳できるまで仕事をする傾向があるからです。しかし自分の翻訳を客観的に見るためにも、食事をしたり散歩をしたり、いったん休憩をしてから再挑戦する方が質の良い翻訳ができると思います。

また、長文の翻訳をする際にモチベーションを高く保つためには、自分への小さなご褒美を設定しています。自分で決めた数量の文章を翻訳し終えたら、コーヒーを飲んで良いとか、本を1章読んでも良いとか、自分の農場で飼っているヤギたちと遊んで良いとか。こうやって小さなご褒美を沢山用意することで、翻訳が完成するまでにかかる時間が早くなるように思えるんです。


メーガン ウォーターズ

The author

メーガン ウォーターズ

コミュニティ マネージャー。南アフリカ出身。イギリスのOxford Brookes University卒業後、日本のCustom Media KKにてエディターとして入社。グルメから経済まで幅広いカテゴリーを担当。その後、フリーランスのエディターとして活躍し、2014年9月にGengoに参画。


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