幼いうちから第2言語を学ぶべき理由

いくつになっても、新しい言語を学ぶというのはとてもやりがいのあることです。しかし、第2言語を学ぶメリットが一番あるのは若者、特に幼い子供と言っても過言ではないでしょう。

大人より子供の方が第2言語を簡単に習得しやすいというのは皆さんもご存知かと思います。生まれたときから8歳ぐらいの間に、第2言語に触れるとあまり苦労せずにその言語を習得できると言われています。また、第2言語を学んだ子供の認知発達レベルも他の子供より高いことが知られています。ですが、幼少期の言語学習のメリットはこれだけではありません。

2ヵ国語以上を話す子供は、1ヵ国語しか話さない子供に比べて学力水準も高いことが知られています。2ヵ国語以上話す学生は、アメリカの大学進学適性試験 (SAT)の全項を含むあらゆる学力調査において、他の学生より点数が高いことが数々の調査によって明らかにされています。

イギリスにあるヨーク大学の研究では、2ヵ国語以上の言語を話せることが読解能力の発達にも役立つことが示されました。1つの言語での洞察や体験を別の言語に適応する能力が育まれ、言語の様々な面に触れた経験が読み書きを学ぶときにも活きてくるのです。

また、子供の第1言語の理解度や語彙も、第2言語を学ぶことでさらに伸びるとされています。新たな言語を学ぶことでより深く第1言語を理解することができ、母語について積極的に考え、分析するようになります。

今では、世界中の大学が2ヵ国語以上を話すことのできる学生を高く評価しています。大学進学を目指す若者が増え、大学入試の競争が激化する中で、第2言語、第3言語を話せるというのは履歴書に箔をつけるのにも役立ちます。また、複数の言語でコミュニケーションをとれれば就職するときもキャリアの選択肢が広がるでしょう。

最後に、2ヵ国語以上を流暢に話せれば日常生活でも大きなメリットがあります。異なる言語で考えを伝える能力、いろんな表現を使って人に訴えかける能力、そして自信を持ってはっきり自分の思ってることを話す能力などが養われます。これらの能力があれば、グローバルな舞台で活躍できる人材に成長できるでしょう。


この記事は、Gengoトランスレーターから寄稿されたブログです。


アルヴァロ グティエレス

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アルヴァロ グティエレス

Gengoトランスレーター。スペイン出身。英語からスペイン語、スペイン語から英語への翻訳を専門とし、スペインのカスティーリャ ラ マンチャ大学に在学中。生化学を勉強しており、卒業後は研究所への就職を希望。


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